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2009年2月28日 (土)

三人官女と五人囃子:その2

三人官女が無事出来上がった(詳しくはこちら)ので、次は五人囃子を作りました。485

五人囃子の体を、折り紙に無駄が出ないように半分サイズの折り紙で折る工夫をしてみました。

半分に切った折り紙を半分に折って、折り目にあわせて半分に折って、広げて、また折って・・・。
なんとか着物に袴姿で座っているような感じに折れました。三人官女と同じく、支えも作っているのでちゃんと立ちます(折り方は適当、ですが・・・下のほうに載せておきます。ご参考にされる方がいらっしゃれば幸いです)。486

画用紙に顔を描いて、切ります。三人官女とは違って髪が短いので、首と髪の間に切り込みを入れて差し込むという技は使えず、首を少々長めに描いて、裏面に両面テープを貼って、しっかりと貼りつけました。

それぞれのお人形に太鼓・大鼓・小鼓・笛・扇を持たせ(貼り付け)、出来上がりです。487
ちなみに、扇を持った人(右端)は「謡方」、声楽担当の人です。これに対し、楽器を持っている人は「囃子方」です。

実はママさん、子供の頃はこの「謡方」の人形を見て、
「何で一人だけ楽器じゃなくて変なもの持っているんだろう・・・」と思っていました。
扇は閉じている状態ですから、棒に四角い紙が付いているようにしか見えなかったんですよね。。
そして、その役割もよくわからなかったので、勝手に「この人は指揮者だ」と決めつけていました。

その間違いを知ったのは、大人になってから・・・です。
娘にはちゃんと教えておこうと思います。

さて。
この五人囃子を仕上げたのは娘のお昼寝中でした。
お昼寝を終えた娘に「五人囃子できたよ~」と伝えると、
「”ご~にんばやしのふえだいこ~”だ!!」と喜んでくれました。そして、「うん、これでいい」と、賑やかになった雛飾りに納得して、頷いていました。

そう言えば、三人官女の各々に一つずつ道具を持たせたことは気にしていない様子でした。特に五人囃子が出来上がった後、娘は三人官女よりも五人囃子のほうに興味を示していました。たぶん、よく分からない道具を持っている人よりも、楽器を持っている人のほうが興味がそそられるのでしょう。

もうすぐ3月3日、ひなまつり。
お人形も揃って、「たのしいひなまつり」が迎えられそうです。

481

-五人囃子の体の折り方(ご参考までに)-

1.折り紙を半分に切ります。
2.それを半分に折って折り目をつけ、広げます。
3.折り目に合わせて折り紙を折り、折り目をつけて広げます。 482
4.3.でつけた折り目に合わせて折り紙を折り、折り目を付けて広げます。※片側を折ったら広げ、今度は反対側を折って広げます。
5.真ん中の折り目に合わせて三角に折ります。
6.5.の三角の真ん中の角(90°の角)を、4.でつけた折り目に合わせて外向きに折ります。※この部分が立たせるための支えです。483
7.あとは、三角の残りの角を着物を着ているように折って、裾のはみ出した部分は袖の内側に折ってはさみ込んで、できあがり(写真は上のほうに載せています)。

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