おもちゃのせんたくき用の洗剤

先日、娘がもう遊ばなくなったおもちゃを整理しました（こちらにそのことを少し書いています）。
「もう、これいらない！」「これも、もういい！」などと言って、おもちゃをポイポイ捨てる娘に、ママさんは泣かされました（もちろん、本当に泣いたわけでなないですけれど）。。

それから数日後、今度は娘に「脅しのコトバ」を投げられました。
パパさんとママさんが以前協力して作った「せんたくき」（写真のものです）を指差して、「せんざいをつくってくれなかったら、これ、もうすてるから、ねっ！！」と言ったのです。

・・・ママさんを脅さなくとも、素直に「せんざい、つくって～」と言ってくれればいいのに。

最近、ママさんが洗濯機の洗剤投入口に洗剤や漂白剤、柔軟剤を入れているのを見ては「ね、それって、なに？」「それをいれたら、きれいになるの？」「タオル、ふわふわになるの？」等々と、娘は矢継ぎ早にママさんに質問していました。

それできっと、「じぶんもやってみたい！」と思っていたんでしょう。そして、「せんざいがほしい！」と思ったのでしょう。
だったら本当に可愛らしく「つくって～」とお願いしてくれればいいものを。。洗濯機を捨てるだなんて。。もう。。

それから2、3日は「ね、せんざい、つくった？」「え？まだ？」「せんたくき、すてるよ」という娘の脅しが続きました。
手法はともあれ・・・早く洗剤を作って欲しいという娘の思いは感じられたので、その期待に応えるべく、洗剤を作ることにしました。

材料は、ヨーグルトの空き容器（紙製）です。
半分くらいの大きさに切り、底が付いている部分を容器に、上の部分をさらに半分に切って、ひっくり返して牛乳パックを貼りつけたものをフタにしました。ヨーグルトの容器は、上の方が口が広く、下の方が細いので、こうするとフタが簡単に作れます。
あとは、印刷面を紙（今回は牛乳パック）を貼りつけて印刷された文字を隠し、ここに文字や絵を描き、フタと容器をシールで止めれば（本物の洗剤も、フタはシールで留められていますよね）、出来上がりです。

これだけではさみしいので、牛乳パックを切って、スプーンも作って、洗剤容器の中に入れておきました。

娘にこの洗剤を見せると、早速「おせんたくごっこ」を始めました。
（娘）「ね、ね、どうやってつかうの？」
（ママさん）「フタを開けて、中に入っているスプーンで洗剤をすくって、そして洗剤を入れるんだよ」
（娘）「（フタを開けて・・・）あ、これっ！これですくうの？」
（ママさん）「そうだよ」
（娘）「はい、いれま～す」
洗剤を投入（する真似を）した後は、洗濯物（ヌイグルミの服）を入れ、ボタンを押して、洗濯スタートです。

よほど気に入ったようで、ヌイグルミの服が汚れたといっては何度も洗濯を繰り返していました。
服を脱がされっぱなしのヌイグルミは少々かわいそうですが、娘が喜んでくれてよかった、とホッとしました。

が。ホッとしたのも束の間。
娘が今度は「ね～、もっといろんなせんざいがいる（要る）～。いっこじゃ、たりな～い！」と不満を漏らしました。

「それって、漂白剤とか、柔軟剤のこと？」と尋ねると、「うん、そう」という返事が返ってきました。
確かに、ママさんの真似をするということは、同じものがそろっていないとダメということなんでしょう、ね。。

そこで、漂白剤を作ることにしました。今度の材料もヨーグルトの空き容器ですが、形が違うものを2種類組み合わせました。
円錐形の容器の上に、牛乳パックで作った注ぎ口付きのフタを接着し、これに四角いパッケージの耳部分をハサミで切り取って作ったキャップをかぶせました。

漂白剤を手にした娘は、ニヤ～っと笑いながら、嬉しそうにしていました。
これで娘の物欲もようやく治まったようです。

と思っていたら・・・
「ね、ね、こんどは、おふろでつかっているせんざいがほしい」と娘が言いました。
「は？」開いた口がふさがらない状態のママさんの代わりに、パパさんが娘に尋ねました。
「それって、ボディソープとか、シャンプーとか、のことかな？ 今度はヌイグルミをお風呂に入れる遊びをするの？」
「うん！そうそう！」

・・・そうですか。了解しました。そのご意見は参考までにお伺いした、ということで・・・と、小さな声で呟いてみました。もちろん娘の耳には届いていませんでしたが、パパさんが「クスッ」と笑っていました。