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2010年2月18日 (木)

「残像」であそびました:その1

残像。wikiによると「主に人の視覚で光を見たとき、その光が消えた後もそれまで見ていた光や映像が残って見えるような現象のこと」とあります。つまり、フラッシュ等の強い光を見た後、しばらくは目がチカチカしたり、コマ送りのアニメーションが連続した画像として見えたりする現象のことです。

これを使って遊ぶおもちゃを作ってみました。
本「科学マジック工作で遊ぼう」(堂本保著/誠文堂新光社)の中に紹介されたいるおもちゃで、10cm×12cm(くらい)の厚紙2枚に絵を描き、それを背中合わせにして棒に貼り付け、掌を擦り合わせるようにして棒を回転させると、両面に描かれた絵が合成されたように見える、というものです。

単純で面白そう、娘にうけそう、なおもちゃだと思ったので、本の作り方とは少々違いますが、早速作ってみました。

190372ママさんが用いた材料は牛乳パックと割り箸です。190362
まずは牛乳パックを切り開き、接着面がない部分のうち、2面を切り出します。印刷部分が内側になるように折りたたみ、1/2~1/3の大きさに切り取ります。
これを割り箸(割って1本だけにしたもの)に固定(牛乳パックの片面にセロテープで貼りつけ、折りたたんでから割り箸の横部分をホッチキスで止めました)して、形は出来上がり。※写真も参照ください。
あとは、この牛乳パックの両面に絵を描くだけです。

作るのは簡単なおもちゃですが、どんな絵を描くのかが最重要ポイントです。
前出の本では、片面に動物の絵、片面に檻の絵が描かれていました。棒を回すと、動物が檻の中に入っているように見える仕掛けです。

190342 同じものでもよかったのですが、できればオリジナルのものが描きたいと思って頭をひねりました。しばらく考えて・・・片面に木の絵、片面に花の絵を描きました。棒を回すと、木に花が咲く、という仕掛けです。

ちょうどテレビを見ていた娘の横に座り、語りかけてみました。

190352まずは木の絵を見せて。「ぼくは、木です。一人ぼっちで寂しいよ~」
「確かに寂しそうだねぇ。では、木が寂しくなくなるように、魔法をかけてあげましょう。ちちんぷいぷいの~ぷいっ」
そして棒を回しました。「うわ~、ぼくにたくさんのお花が咲いたよ~。ありがとう~」

「うわぁ~、すごいっ!かして、かしてっ!」
190332 テレビに夢中になっていたハズの娘が飛びついてきました。予想通りの好反応でした。

ママさんがやったのを真似して、「ひとりぼっちでさみしいよ~」と言っては棒を回し、「わ~、いっぱいおはながさいた~」と言ってははしゃいでいました。

しばらくして。
「ねぇ、なんでおはながさくの?」とその理由を尋ねてきました。
「残像だよ」と言ってはみたものの、もちろん通じなかったので、「魔法をかけたから」と言ったのですが、余計に無視されました。。190422190432
そして「じぶんでつくってみる!」と、ママさんが作ったものを見ながら同じように作ったのですが、肝心の絵は、両面のほぼ同じ位置に、同じような女の子の顔(プリキュア?)を描きました。これでは絵が重なっても、特に面白いことにはなりません。

娘は全く納得ができないようでした。
「なんでぇ?わたしは、おともだちが「あえた~(会えた)」というのにしたかったのに。これじゃあ、あえないよぉ」

なるほど。娘の意図は理解しました。そこで、どうしたら思ったような仕掛けになるのかを、娘に理解できるようなものを作ってみることにしました。

----------「残像」であそびました:その2に続きます----------

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