今日は十五夜。中秋の名月を愛でる日、ですね。
娘はずっとこの日を楽しみにしていました。もともと、月を見るのが好きなのですが、それ以上に初めておだんごを食べるのを楽しみにしていました(昨年までは、食べられないだろうと思って作るのを控えていましたが、もうすぐ4歳ですし、娘の「たべたい」という意思を尊重し、今年は作ってみることにしたのです)。まさに「花よりだんご」、です。
娘のはやる気持ちに応えるため、半月ほど前に紙粘土製のだんご飾りを作り(詳しくはこちら)、部屋に飾りました。あとは当日、どこかでススキを入手して飾ろう・・・と思っていたのですが・・・そんなことをすっかりと忘れていました。
ススキがないことに気がついたときには、もう夕方だったので、モールとストローで適当にススキモドキを作りました(長さをそろえて切ったモールをストローに差し込んで、モールの形を整えたら出来上がり、です)。
飾りが出来上がったのはもう17時。次はホンモノのおだんごを作ることにしました。娘に「一緒に作ろう!」と声をかけたのですが、「ママがつくってよっ!わたしはやらない!」とつれない返事が返ってきました。そのため、ママさん1人で黙々とだんごを捏ねる事になりました。。
「だんご粉」に少しずつ水を加えて捏ね、耳たぶくらいの固さになったら、生地を小さくちぎって丸めます。それをお湯を沸かした鍋に入れ、浮き上がってきた後さらに数分煮たら、できあがり。
このだんごも、ピラミッド型に並べて飾っておこうと思っていたのですが、何せ表面がつるつるしている上に、それなりの重量があるので、並べてもすぐに崩れてしまいました。しょうがないので、とりあえずお皿に並べた(?)状態で、食卓の上に乗せました。
娘が「あ、おだんごっ!1こたべてみたい~!」と、出来上がったばかりのおだんごを狙っていましたが、味見は何とか阻止しました。
外はだんだん暗くなり、空にはきれいなお月様が浮かんでいるのが見えました。さすが「中秋の名月」。見とれるほどにきれいでした。
部屋の中では、パパさんが、娘に隠れてこっそりと、2つの「おつきさま」を作っていました。
ひとつは、ダンボール製のまんまるお月様。ダンボール箱を丸く切り抜き、表面に白い紙を貼って、黄色マジックで着色したお月様です。出来上がったものをカーテンの後ろ側にこっそりと忍ばせていました。
もうひとつは、夕ご飯のちらし寿司。カップに盛り付けたちらし寿司の上に薄焼き卵をのせ、さらにその卵の上には、海苔を切って作った「餅つきをしているウサギ」をのせていました。
そのちらし寿司を食卓の上に並べて、「お月見」を兼ねた夕ご飯が始まりました。
ちらし寿司を見た娘は「うわぁ~、ウサギだぁ、もちつきしているウサギだぁ」と喜びました。
ちらし寿司に感動している娘に、「外のお月様、とってもきれいだね」と声をかけたパパさんは、すかさずカーテンを開け、「お家の中にも、お月様がいるんだよ~」と自作のお月様をお披露目しました。
娘のテンションは、さらにアップ↑しました。
ちらし寿司を食べ終えた後、食卓の上に飾っていたおだんご(ホンモノ)は、缶詰のフルーツ、ゆであずきと一緒にお皿に盛り付けたフルーツ白玉風の食べ物に変身しました。
いよいよ楽しみにしていた「おだんご」の出番に、娘は「はやく、はやくたべた~い!」と言って、食卓の上に並ぶのを待っていたのですが、いざ目の前に出されたおだんごを見て、「・・・わたし、おだんご、きらい・・・」と言い、一口も食べませんでした。食べたのはフルーツだけ、でした。大惨敗です。。
口をつけてもないのに、「きらい」だなんて。。お皿に並んでいたときは、幾度となくつまみ食いしようとしていたのに。。何かが娘のお気に召さなかったようですが、大人にはそれがさっぱり何だか分かりませんでした。
おだんごは、大人が全部食べました。美味しかったですよ、ホントに。
でも、来年はたぶん作りません。。
ちなみに。
この日一番娘が喜んだのは、ダンボール製のお月様でした。夕ご飯を終えた後、パパさんにプレゼントされたお月様を、ずっと手に握り締めていました。絵本「パパ、お月さまとって!」(詳しくはこちら)の影響で、ずっと月を欲しがっていましたから、念願叶ったのかもしれません。
最近のコメント